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昭和30年代の大江健三郎、開高健、幸田文の初版本を出張買取
日本文学の古本買取なら、古書象々まで。
こんにちは、スタッフZです。
寒さ日に日に増して参ります。
さて、本日の出張買取ブログは、「日本文学の古本買取日記」でございます。
断捨離、遺品整理、蔵書整理、お家・会社・事務所の移転、そろそろ年末の大掃除…e.t.c
本のご処分にお困りの方、まずはこのブログをお読み頂き、出張買取ご相談下さい!
蔵書整理お任せ下さい、出張買取は出来るだけ迅速な対応で
11月某日、兵庫県川西市にて、昭和30年代の日本文学の単行本を中心に、出張買取に行って参りました。
実は今回の案件、ご依頼主様より前日に、当ホームページ「お問い合わせフォーム」から、ご相談のメールを頂きました。
「実家の蔵書整理をしたい」ということで、ご依頼主様も遠方より駆けつけないといけませんので、スケジュールが限られます。
当店では出来る限り、お客様のご要望に寄り添う、素敵な買取を目指しておりますゆえ、翌日のご希望でも馳せ参じた次第です。
日本文学の単行本を素敵に買取
さて、前置きがだらだらと長くなってしまいましたが、本題の買取品はと言いますと、お写真の通り、昭和30年代の古い日本文学の単行本が中心でした。
大江健三郎、開高健、幸田文、野間宏など、お店向きなものは早速棚出し中です!
今回の商品ですが、実は決して良い状態とは言いがたい本もあります。
何故なら、昭和30年代、50年以上前の古本です。
当然、経年劣化して当たり前。
ですが、イタミ、ヨゴレ、キズ、シミなどあっても、決して処分せず、まずは当店までご相談ください!
もしかすると貴重な初版本などが、お客様の蔵書に混ざっているかも知れません。
末永くコレクションして頂ける方へ、次のバトンを渡すため、当店では素敵な買取を実施いたしております。
昭和30年代のお洒落なブックデザイン
さて、今回わたくしが特筆したいのは、「昭和30年代の装幀は素晴らしい」ということです。
まずはこのお写真をご覧下さい。
大江健三郎「青年の汚名」昭和35年 初版 文藝春秋新社
大江健三郎「夜よゆるやかに歩め」昭和34年 初版 中央公論社
こちらは2冊ともに、佐野繁次郎(1900-1987)の装幀です。
佐野繁次郎は、大阪市出身の洋画家。
装幀の仕事もこなす、デザイナーでもありました。
本書も素敵な装幀ですね。
*補足:佐野繁次郎は大阪市東区南久宝寺出身だとか。当店からめっちゃ近いです。笑
そしてこちら。
幸田 文「おとうと」 昭和32年 初版 中央公論社
こちらは谷内六郎(1921-1981)が装幀。
谷内六郎は、「週刊新潮」の夕やけちゃんでも有名な画家で、たくさんの日本の原風景を心温まるイラストレーションで描き続けたアーティストです。
この装幀は、絞り染めの中に昆虫が型染めのようにデザインされた布装で、大変手の込んだ味わいある作品となっております。
このように、様々なアーティストの非凡な才能とセンスとアイデアで、当時の出版物にはどこか「出版愛」のようなものを感じてしまいます。
しかも今より物のない時代。
本当に良い本にしたいという、アーティスト魂も感じられ、感動しております。
装幀には、小説家の作品価値をより高め、作品世界を一層素晴らしいものにしていく、そんな力があります。
装幀家・ブックデザイナーは本当に素晴らしいお仕事だと、気づかされる素敵な買取でございました。
ただ今回、帯が無いものが多く、査定では惜しい判断となってしまったものもございました。
ご依頼主様にはご満足頂けましたでしょうか。
またのご依頼、お待ちしております。
この度は、誠にありがとうございました!
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古書象々では古本全般、高価買取いたしております。
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