菊水通りのまっすぐな道。信号待ち。フロントガラス越しの青空。すうっと飛行機が通りすぎてゆく。なにか、いつ空を見上げても飛行機が飛んでいるような。
旭区にて外国絵絵本など出張買取。量的には少ないものでしたが、ちょうど星田から市内へ向かう途中の道筋でしたのでうまく対応することが出来ました。よい絵本ありがとうございます。また催事などがあるときに活躍してくれそうです。
そんで、積荷を降ろすため、というよりも、昨日入札しておいたとある版画が落札できていないかなーという淡い期待を秘めて古書会館へ。結果は、無。頑張って入札したつもりでしたが、数千円もの差をつけられ、なす術もなく南の方へ連れ去られていったようです。
(……鳴きながら南方へ去る鳥の声、
十一月の風や……さみしい浜辺によする波に似た音、
そんな音をつくってやろう。
……夢の遊眠社`半神)
と、これは全然関係ない、昔懐かしい芝居の台詞。。
もとい、
しゃあない。これも実力の差……。ほんでもしばらく頭の中で売値はなんぼやろうかなんぼまで買うことが可能やったんやろかと牛の反芻。仮にもっと思い切って入れて落札したとしてもあんまりおもろい儲けにはならんような気がするけどよう考えたら別に売れんでも手元に欲しかったなあていうてもモノ集めるために古本屋やってるわけちゃうし後生大事に置いといてもその内なんかのはずみで失うこともあるわけでまあええ本屋さんに扱われていい客さんのとこに行けばそれはそれで目出たい話やないかと思うけどやっぱりしばらくは自分の手元に置いて眺めていたかったなあほんま、永遠がどうとかこうとかそんな辛気くさいことに目え向けてんとしっかり目の前のモンに目え向けて生きていかんとあんたほんまにちゃんちゃらおかしなイタイはずかしーーいおっさんやでほら山ちゃんもオモロうて儲かりそうなもん買うてるやんか!
空見上げても飛行機なんて飛んでまへんで!
ポール・ケアホルム、チェコのキュビズム、ハーマン・ミラーを古本などにアップ。。