象々の素敵な日記 出張買取

象々の素敵な日記

酔った次の日は必ず自己嫌悪に襲われます。哲学書、買取ります!

母を待つ2時間、車の中で、うとうと、夢か幻か、酔っぱらってあることないこと喋りまくっているている自分の姿に、悶々とする。夢のようだが、これは夢ではない。ああ、日差しがきつい、エンジンを止めた車の中はひどく熱い、自分の饒舌が、暑苦しい。うるさい奴だな。ほんと。ほとんど、デタラメ、記憶違い、知らない事でも知っている、子供染みた自己顕示欲の発露……。

 

同情的に考えてみると、ほんとうに話したい事は他にあって、けれどもその本当に話したい事をうまく言葉にできない、同じ円周上を移動し続け永遠に中心に触れる事が出来ないもどかしさ、そんな言葉を話し続けている、あいつは、可哀想な奴だよ。全部の言葉が、近似値ではしかありませんね。それ以上、接近する事はできません。勉強なんてしても無駄だよ。あの中心点は、だって言葉ではないから。

なんてね、酔った翌日に必ず訪れる自己嫌悪、誰に対してか判らない言い訳。

 

「話をすることが不可能なことについては、人は沈黙せねばならない」

買取に混じっていたウィトゲンシュタイン全集1 論理哲学論考 奥雅博・訳

 

 

 

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出張買取 2014年5月23日