象々の素敵な日記 古本屋の日記

古本屋の日記

古書象々、新たな仲間。

さて。 2016年夏。 新たな仲間を瓦町の事務所へ迎え入れる。 多くのモノがわたしの元を去り、そしてまた現れる。 ちゃんとしたのもいれば、またそう...

古本屋の日記 2016年8月2日

あなた、その川を渡らないで

日曜日。 しばらくばたばたしていたのがようやく少し落ち着いたので久しぶりに映画を観に行く。 98歳と89歳の老夫婦を映した、韓国のドキュメンタリー映...

古本屋の日記 2016年8月1日

マリー・ローランサンLe Carnet des Nuits

昨日の近畿ブロック大市会でマリー・ローランサンの素敵なエッチングに頑張って札を入れてみましたが、残念ながら止高で落札する事が出来ませんでした。 ほん...

古本屋の日記 2016年7月30日

酒と本の日々。

昨日金クラ、今日近畿ブロック特別市の準備、明日、本番。 金クラ準備の火曜日、その前の月曜二世会の日から古本の山とビール焼酎の日々。 ええと、その前の...

古本屋の日記 2016年7月28日

記憶すべき言葉

近畿ブロック大市の準備手伝い。 いつも大雑把に`はぐち`で本を括っている我々に矢野先生よりお叱りの言葉。 ーうんこと宝石一緒に括ったらあかんで。 ...

古本屋の日記 2016年7月26日

夏の俳句〜暗く暑く大群衆と花火待つ 西東三鬼

暗く暑く大群衆と花火待つ 花火の句ではなく花火を待つ一句。 このあとに訪れる花火の煌めきが今の暗さを際立たせる。 やがて訪れるであろう歓喜の爆発...

古本屋の日記 2016年7月24日

夏の春画〜国貞「四季の詠」より、蚊焼きの図。

紙縒りの先に火をつけて、蚊帳の隅に蚊を追いつめちりちりと焼き殺すのだそうですが、果たしてそんなに上手く行くものでしょうか? じっと細部に目を凝ら...

古本屋の日記 2016年7月23日

鬼を買う。

近畿ブロック大市に向けて朝から一日本の整理。 合間に、少々古典会。 歪な顔の、木彫りの鬼面を買う。 なんか大きく開いた口の中に仏様を住まわせておりま...

古本屋の日記 2016年7月22日

海の日。

海の日。 市場で少し本を売って、夜、梅田の手前あたりでスンドゥブチゲとマッコリ。 ブログというものが少し煩わしく思える今日この頃。 何も書かなくても...

古本屋の日記 2016年7月18日

プレヴェールからのエアメール〜のんぶらり島。

特に中を読まなくても、手にすればどことなく楽しい気分になれる本です。 エアメールに模した装丁、タイトルは「のんぶらり島」。 入荷いたしております。...

古本屋の日記 2016年7月17日

双書・種まく人・5アンリ・ミショオの発見、を発見。

本に対するほどよい愛情を形にしたような大きさ、頁数、表紙のデザイン。古いユリイカの本は本であることに奢らず少し恥じらう。 双書・種まく人・5 ア...

古本屋の日記 2016年7月16日

蝦、蛇、野口久光映画ポスター集成。

蝦がポケットの中にいるからとってみと云われなにもないポケットの中をしばらくごそごそやってほらっと何もない手のひらを父の前でひろげてみせる。 ー角に蛇...

古本屋の日記 2016年7月15日

河内長野、どちらかというと文学系。

定例の河内長野での古本の整理。本日も大型の美術書から戦記、旅行関係など多岐にわたるジャンルの本の整理をいたしましたが、積み降ろしながらあらためて見て...

古本屋の日記 2016年7月13日

常子の掛け軸。

時代は大正末か昭和初期頃のものかと思われます。芳堂某描くところの「常子像」です。 こちらは日本画ですが、あるいは、同時代かと思われる洋画の大家岸田...

古本屋の日記 2016年7月9日

七夕の言葉。

父が奪衣婆に会い損ねてひと月あまり。七夕の夜に一句詠みました。 天の川流れて早し月日かな(字は看護婦さん) 危篤から目覚めてしばらくは現代詩かシ...

古本屋の日記 2016年7月8日

ジャイナ教の本

強い日の光を避けて、久しぶりに某大型書店へ。古本ばかり見ていると何故か猫背になりそうなので、たまにはピンピンの紙のページを開いて伸びをするのがよいよ...

古本屋の日記 2016年7月3日

戦国忍法図鑑入荷いたしました。

めちゃ暑いです。こう暑いと、雨の日の方が楽だと思えます。 ……。 さて新入荷です。 初見良昭著「戦国忍法図鑑」 忍者に必要な技のあれこれが写真入り...

古本屋の日記 2016年7月2日

折々の東横堀。

お昼頃に母を映画館に連れて行って、それから誰もいない事務所へちょっと顔をだす。 いつもどうり大手橋から本町橋方面を見ながら川を渡る。 ……。 今日...

古本屋の日記 2016年7月1日

古本の小さな丘。

古書会館に、彼岸の古本屋の残した本がトラック2杯分ほど運ばれてくる。 何年もかけて、黒い鉄の自転車で少しづつ運ばれて行った本がまた戻ってくる。 みん...

古本屋の日記 2016年6月30日

日清戦争異聞 萩原朔太郎が描いた戦争/追悼の達人

昨晩`イギリス`のマスターがサービスで飲ましてくれた黒い、変な味のリキュールが胃の底に残っているようで気分が優れない。おまけに降るような降らんような...

古本屋の日記 2016年6月28日