象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

水の都、終わる。

水の都の古本展、終わる。お買い上げ下さったお客様、ありがとうございました。普段は日陰でこそこそ生きているわたしですが、久々に陽の当たる場所に出て商売をして、やっぱり楽しいし、いろいろと勉強になりました。大阪古書研究会の皆様にも、感謝いたします(わたしも会員ですが……)。なーんてね。それは、まあ、お愛想です。

 

青い蟻たちが作る豊饒の輪

神様 黄金の指 竈の女スフィンクス

なぜ彼女の首を絞めるの なぜ

雷が落ちた後から軍隊の行進が爆発する

ぼくの絶望の錫のパイプ でもなぜ いったいなぜ?

だからだからいつもそれでも道はある

きみはぼくの雨にちがいない ぼくのまわり道 ぼくの薬局 モウ泣カナイデ

泣カナイデ お願いだから

 

水の都で買った文庫本〜 ツァラ 詩編25+1より わが暗闇の大きい嘆き一番〜塚原史訳

 

ツァラは、学生時代の、わたしの、一番の、文学ヒーローでしたがね。祭りが終わった淋しい夜に、一人読んでいると、もう、なんだか自分が、

古本屋の日記 2012年2月17日