象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

フルカワに、お小遣いをもらう。

今日の市場のあと、何故かは知らないけれどフルカワがお小遣いをくれた。3000円。

3000円あると、心にゆとりができる。難波の、ブックオフの近くの、ちょっと裏手の、立ち呑みに行く。

酒も、肴も、なかなかおいしい店だ。最近、気に入っている。

酒を呑みながら、独り、文庫本を読む。半藤一利の「歴史探偵昭和史をゆく」。

帯に何やら書いてある。「幻の名著オリジナル復刊 紀伊国屋書店 限定発売」

書店限定発売なんてあったんだと驚きながら、ちょこちょこ飛ばし読み。またこのネタで、厚生君と昭和史の話を

しようなんて、いじわるに思いながら読むと酒もすすむ。

昭和十一年師走、東大法学部教授、南原繁の歌

●言にいでて民らいはずなりぬるとき一国の政治のいかにあると思うや

●次年度の予算三十億を突破するといふ我等いよいよ貧しく生きむ

二二六の後、いよいよ軍靴の音高らかな昭和。

なんて気分で、もう一軒別の店で呑んでいる時にフルカワから電話。

空堀商店街のSポで待ち合わせ。

厚生君、今晩は。

ブログで紹介している本のタイトルが間違っているような気がします。

厚生書店ブログ


古本屋の日記 2011年5月13日