「みなさん。今晩の幻燈はこれでおしまいです。今夜みなさんは深く心に留めなければならないことがあります。それは狐のこしらえたものを賢いすこし も酔わない人間のお子さんが喰べて下すったということです。そこでみなさんはこれからも、大人になってもうそをつかず人をそねまず私共狐の今迄の悪い評判 をすっかり無くしてしまうだろうと思います。閉会の辞です。」
狐の生徒はみな感動して両手をあげたりワーッと立ちあがりました。そしてキラキラ涙をこぼしたのです。
再度、雪渡り
ー昨日は、ほんとうは大人は呼ばれない狐の幻燈会に行きたいなんて云ったものですから、すっかり狐の子供たちにからかわれて、日記の引用が尻切れとんぼになっているようです。どうも、ネット上でコピーしてそのまま貼付けると、ダメらしいのですが、あまりそういった方面に詳しくないわたしには、いったいどうだか、よくわからないのです。携帯から見た時だけそうなっているのか?どうなのでしょう?働いたりお酒を呑んだり毎日忙しい大人には、一面の銀世界を越てあの無垢な世界に渡ってゆくことはできないのですから、せめて美しい文章に触れていたいのです。今日は、からかわれませんように。こどもたちにー