象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

二度寝に紙魚の夢をみる。

どうやら二度寝しているらしい。これは夢であろう。大きな紙魚がわたしの上に乗っかってくねくねしている。仕事柄紙魚を見慣れたわたしもさすがにこれは気持ち悪いので何か叫びそうになるけれどもうまく声が出ない。夢だからね。紙魚は、もちろん言葉も知らなければ単純な鳴き声も持たないらしくただ無言でくねくねしている。触角みたいなのや足みたいなのかカサカサと肌をくすぐる。気持ち悪い。夢でも、気色悪い。わたしは口をパクパク足をバタバタさせて。

 

 

古本屋の日記 2017年7月6日