（工藝版のようですが、なかなか立派な額です。）
あやうく、本物だと思って高い札を入れそうになりましたが、薄い、消えてなくなりそうな落款と皇紀２６０１年（昭和16年12月8日）という重大な日付を冷静に考えて、そんな貴重なものがポンとその辺の市場に、止め札も何もなく出ているのはおかしいと気づき、それでもやはり燠火のようにくすぶる欲にかられて結局落札。ところどころ読めない字があり上手くお客様に説明できないし大きすぎて送るのが大変そうなのでネットにあげるのも、ちょっと。結局、家の壁面の肥やしとなってもう随分たちます。終戦記念日を前に改めて山本五十六の功罪について考えてみようというのではありません。ただ、ほとんどはあまり商売にならない「軍人さんの書いたモン」の中で数少ない売れ筋であるということと、開戦のニュースに沸き立つ昭和16年の日本人の歓声との間には幾ばくかの関係があるのではないかと。
軍人さんの書いたモン、軍人さんの持ってたモン、評価致します。
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