象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

しのごのあさあめ

目覚めて、さて、今日も、生きなくてはならない。あるいは生きなくてもよいかもしれないけれど、その可能性に蹴つまずいて立ち止まりそのことについての問いを発するともうだめ、そこから一歩も前に進めなくなる。起きれなくなる。生きなくてはならない?それは果たして自明なことなのだろうか?ノンノン違うわよ(銀色夏生波間のこぶたより)。それはウマシカな教育によって植え付けられた由来の定かでないドグマだ。わしは、これからは、生きなくてもよいという可能性について考える、ために、新しく多くのことを学ぼう。多くの本を読んでみよう。とりあえず、今日のところは判断保留。ふむ。今日は外へ出るのをやめよ。保留のまま生きるのはどうも感じが良くないから。このまま布団から這い出るという、生きるため一日の一番はじめにやらなくてはならない一番嫌な行動を、あるいはする必要がないのかもしれないから。……。ノンノン違うわよ(銀色夏生波間のこぶたより)。それでは家の人の叱られる。考えるより前に動け!、本を読むより働け!

 

ではマダム、生きなくてもよいかもしれないのに生きなくてはならないという教条にのっとってとにもかくにも日々を生きつづけてゆかなければならないとして、いったいわたしはどんな顔をしていればよいのでしょうか?

晴れかと思ったら知らぬ間にあ、雨。

 

市場で収穫なし。ベケットを2冊アップする。

 

 

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古本屋の日記 2015年1月26日