象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

シーランチ

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ようするに金だな、と呟いて、それを否定する。その前に、地道に少しずつ仕事をすること、だな。古物屋特有の夢見がちな暮らしを捨てて、目の前の一冊一品を売る努力をする、うん、これだ。

 

久しぶりにホームページに本を一冊アップする。チャールズ・ムーア、シーランチ・コンドミニアムの写真集。荒涼とした海辺、吹きすさぶ風に向かって立つこの硬質な詩行のような建築群の住人となって、しばらく海を見て暮らしたいなあなどと思いながら。

 

日がどんどん過ぎてゆく。お礼を云うべき人が沢山いるのに、なかなか、云えずにいる。

古本屋の日記 2014年11月12日