豊書会。何点か入札するも勝率悪し。古い、17世紀頃の、フランスの小さな本を落札。フランス語が読める訳ではないので内容はよく理解できないのですが、面白き図柄の銅版画が数葉あったので。
なにやら凶悪な面した男の正体を暴く女神?。きっと女神その人にでも化けていたのでしょうか?
女物のマスク、鬘、衣装。
その劇的な場面の下で、本をちぎって紙でも食べようと云うのでしょうか?
悪そうな顔つきの牧羊神(パーン)が三人?三匹?
松明をもって女神に加勢しているように見える子供も、よくよく足下を見てみると下の悪そうな三パーンと同じパーンです。
果たして、敵か、味方か?
……。
などと考えながら入札したのですが、おそらく、わたし以外誰も入札していなかったようです。
市場終了後に天の声氏に、「あんまり考えてばっかりやったら売れんようになるで。商売やねんからぱっと売っていかな」というお言葉。
確かに、ぱっ、とはいかんでも、見て楽しんでいるだけでは生きては行けません。
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