不学はまだしも古本屋にあるまじき怠け者のわたしを叱る事もなく、先輩山羊さんが、先生望◯さんまで動員して下さって「股くぐり」の掛け軸の賛を8割がた読んで下さいました。ありがとうございます。
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枯残る○草に
小春●もあり
侈・洲
という与えられたパーツ或はヒントを頭に入れながら、さでこの絵の題材とどうつながってくるのか……。
以前、古文書などをよくお読みになる先生にお聞きした話では、所々不明の文字などがあり、なんとなく辻褄が合わずしっくりこない時には、決して無理をせず、読むというより時折思い出したように眺めてみるのがよいとか……。何ヶ月か、或は何年か後に、もやもやした謎の固まりであったものの糸がするすると解けてぱっと読める、ようになる事もあるとか……。まあこれは、日頃から勉学を怠らない人の話でしょうが……。わたしなど、その話にあやかろうと常に掛け軸やなんやかやを目に触れるところにぶら下げておくのですが、未だ一度も、その気づきの瞬間を体験した事はございません。