うまいうまくないは別にして、おそらく中国は漢の時代の故事に因んだ絵でしょうか。
ネット上の故事ことわざ事典より……。
韓信が若い頃、町のごろつきに喧嘩を売られたが、韓信は大志を抱く身であったからごろつきと争うことを避けた。言われるまま彼の股の下をくぐらされるという屈辱をあえて受けたが、その後韓信は大成し、天下統一のために活躍したという故事から。
将来に大望のある者は、目の前の小さな侮りを忍ぶべきという戒めである。
居酒屋の板前の態度が悪いと云ってわーわー唾を飛ばしながら文句を云っているわたしには耳の痛いことですが、この説教臭いお話をわたしはわたしの友人に聞かせてやりたいと思い山積みの掛け軸の中から引っ張り出して、くるくると広げて写真など撮ってみたわけです。それにしても、画中の賛はなんと書いてあるのでしょうかね。読めそうで、読み切れない。もし山羊さんが今日のブログを読んでおられたら、読んで教えて欲しいなと、怠け者のわたしは思うわけです。