象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

またなくす。

不思議だ。

これはきっと滅茶珍しいにちがいない、と思い、ずっと大切に保存していた古い本を、とある市場の目録で見かけ、いよいよこやつの真の実力を知ることが出来る、と喜んでいたのですが、今日ふとその本をしまっている(とわたしが思っている)棚を引っ掻き回しても、その本がそこにない。そういや、と、急に、過去に向かって緊張する。家の事情で、あれこれ諸々を整理した時に、ごちゃごちゃに振りに出した荷物に混じってたかもしれない、

(酔っているのとこれ以上考えるのが嫌なのでここで、中断……

古本屋の日記 2014年6月10日