象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

パソコン叩けば遠い町から本が送られてくる。

目が覚めると雨。夢のつづきで本の階段が崩れ去り乳白色の空間をどこまでも落ちてゆく落ちてゆく。その失墜の感覚が消えぬまま、朝ドラでは杏が相変わらずいじめられ、何チャンだかのテレビの占い乙女座はべった。単純に一言`悪いことが起きます`。あかん。今日は、というかいつもと云うか、一日ベットの中で寝て暮らそ、もう一回階段を構築せねば、そう思うも、せぎさんにたのんでおいたボロい雑誌の合本を今日古書会館で受け取る約束をしていたのを思い出し、せやせや行かな、時間ないのに一応スキンヘッドをピカピカにし、帽子を被り傘を差して外へ出る。ーーせぎさんと小しゃべり。小三十分。フルカワにたのまれてた用事思い出し2階で小作業。それから小電話2本。地面に対して垂直に立ってるといろいろやること思い出すわけです。眠ってる場合ちゃうなあと、やるべきことを考え考え家戻ってポストを覗くと、ちょっと前にアマゾンで頼んでおいた天の声氏推奨図書「海賊ヴィンターゲルストの手記」が届いてる。えらい、遅いやんかと思いつつ送ってきた相手の住所を見ると沖縄県。本をしげしげと眺め、こいつが沖縄からはるばるやってきたことを不思議に思う。

古本屋の日記 2013年11月15日