古書目録 その2
天神橋三丁目、象々が以前住んでいたマンションの近くに、ふるほんのはまやはあります。掌サイズの目録のはしりは、このはまやの在庫目録です。No.10、今回は、児童本とその周辺、という括りで、165冊の本が紹介されています。前にも書きましたが、象々なんかはついついデカイことをしてやろうと力みがちですが、身近にある良書一冊一冊を丁寧にあつかう、そして色んなお客様に興味を持ってもらうきっかけを作ってゆく、それが、古本屋の大切な仕事のひとつなのだと、この目録のページをめくっていると、改めて反省させられます。ハマ兄とは、色んな経緯で迷子になりそうな本達を一緒に括ったりすることが多く、いつも、僕の、夢のような馬鹿のような古本ドリームを笑いながら聞いてくれるのですが、いつまでも足下を見ようとしない後輩を、本当はどう思っているのか?この目録を前に、気になるところではあります。背を綴じるテープは、何色あるのか?それも、気になります。
古本屋の日記 2011年6月27日