象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

本だらけの人。

一件査定。わりと遠い場所でしたが天気がよく気持ち良さそうなので自転車でふらりと。それで、往復に時間がかかり過ぎて中途半端な時刻に帰宅。市場を断念し、大量の蔵書票の整理をする。資料を睨みながら作家と版種を特定してゆく地道な作業、ですが、飽きることはありません。知らぬ間に外は闇。

蔵書票

作者不明。版種は……?靴も帽子も本、ボロボロのコートの裂け目からも本、釣り竿か天秤かそれもやっぱり本。足の甲に載った本を落とさずに本を読みながら歩き続けるのはなかなかに大変そうです。彼は、何所へ行くのでしょうか?

古本屋の日記 2013年11月8日