象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

物悲しくたこ焼き屋を目指す。

二世会。日清戦争絵巻、国華、バラの春画などを買う。なんであろうか、急に涼しくなったからか、やけに物悲しい気持ちがする。知らぬ間に時を失ってしまっていることにふと気づいたような。見知らぬ子供に突然「おじさんほらもう秋だよ」と告げられたような。そうして周りを見回してみると、もうなにもかも終わってしまったあとだったような。車の音にまぎれてなんか犬の鳴く声が聞こえるその声のする方のたこ焼き屋を目指す。

古本屋の日記 2013年8月26日