象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

雷。

お酒を飲んでわーわー云って翌日並の病気よりも辛い二日酔いに家で横たわったまま起き上がる事が出来ずゴロゴロと回復を待ちながら反省し次の日あたりはちょっこっと真面目に働いてああ頑張ったなーなんて思っていると夕方に気持ちがそわそわしはじめ知らぬ間に街をフラフラさまよいチャリでキコキコちょこっとだけ飲もうかなんて酒場の暖簾をくぐりひとりで段々調子よくなり大丈夫大丈夫ちゃんとしとるからと理由も無く自信が沸き上がりえいやーとうと勢いつけてぐいぐいあおりああまた亜お酒を飲んでわーわー云って翌日……、という、壊れた猿のおもちゃのように同じ事繰り返す毎日にとうとう家人から雷が落ちる。市場のあと、髪はないけど後ろ髪引かれるような思いで飲み会断り、一人ぼんやりテレビを見る。

古本屋の日記 2013年8月21日