象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

今日届いたアイデア360号

の特集の1つは、戦前、同じ誠文堂新光社から発行されていた雑誌「廣告界」。ーー前紙「広告と陳列」を買取りタイトルを「廣告界」とした1926年2月号から終巻となる1941年12月号まで、一部欠けている号はありますが、戦前の、どことなく泥臭くもある意匠の表紙が美しくレイアウトされ、仕事をする気の起こらない古本屋がボンヤリ眺め仕事をしているフリをするのに最適な一冊であります。ふむふむ。なるほどなるほど。随分前の名古屋での全連大市の時に、70冊ほどまとめて出品されていた「廣告界」に、自分としては決死の覚悟の鬼札を入れたつもりでしたが、某東京の有力店の3倍近い落札価格に非常に落胆したことなどを思い出します。わしもこんなん一杯ほしいわい。ふん。と、なんかしらん新たな闘志を燃やす事も、徒手空拳の古本屋の仕事の一つであります。

デザイン書

古本屋の日記 2013年8月9日