昭和47年の火災で多くの死傷者を出し煙と消えてしまった千日デパートの双六。大阪城の落城から墓地と刑場のうら寂しい土地だった難波周辺の歴史を、まさに千日を一日に縮めたような簡単さでデパート完成まで辿ってゆきます。最後は勉強好きの少年少女「僕らはお父さん、お母さんと一緒に千日デパートに連れてきてもらって楽しいお買物に本を買ってもらった」で上がりです。燃え上がる大阪城の姿が上のコマのデパートの未来を暗示しているようです。
千日デパートの双六。
古本屋の日記 2013年7月20日