象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

沖縄。

沖縄戦についてなにか語ってみたい衝動に駆られあれこれ手持ちの書物をめくってみましたがけっきょく生温い今の時間の中でほとんど居眠りばかりしているわたしになにか云う資格など無いと思いやめにしました。米軍をして「歩兵戦の極み」と云わしめ、まさに鬼神となって闘った第三十二軍の戦死者と、本土決戦までの時間を稼ぐ為にとられた長期の持久戦術に巻き込まれ亡くなられた多くの沖縄県民に、ただただ黙祷を捧げるのみです。

 

ちなみに、軍司令官自決後、三十二軍の組織的戦闘は終結しましたが、その後も多くの将兵が個々に遊撃戦を展開し、その最後の部隊が武装解除し米軍と正式に降伏文書を交わしたのは今日よりさらに二ヶ月後の八月三十一日です。

古本屋の日記 2013年6月23日