象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

今日は狂とて。

まじめに仕事をするのだと決めて朝からwork。家で飯を食い、あまちゃんを観ている途中で不覚にも眠りの魔に襲われ意識不明。目覚めて、なんかしなければと思っているところに厚生くんから電話。多少の用事有り。組合にいるらしい。そうだ。僕は、出かけよう。特に身に迫った用事なんて無いんだから出かけよう、と、出かけたきり、結局なんやかや、果てにおなべのたこ焼き屋。まあ、雨だの会議だので早々に解散いたしましたが、もう眠いので、今日はもう何もしないでおきましょう。ちなみに今読んでいる本は怪異の民俗学1憑きもの、でございます。

 

江戸時代の医師、香川修徳の著書「一本堂行余医言」を医学史家富士川游が解説、しているのを川村邦光氏がさらに解説して曰く、

「狂」とは、富士川游によると精神病のことである。香川修徳はその症状を実に多くあげている。猜疑心が深くなる、人を恐れ人を拒むようになる、終夜眠られずに妄想にとらわれ深く考え込む、清潔にしすぎる、傲慢で自惚れが強い、憂愁すべきでないことを憂愁する、ひとりで笑い喜び狂乱をなし本心を失う、歌い笑いやっきになって走り回る、高い所に登り垣根を跨ぐ、高貴で才知があると自らおごりたかぶる、自分で経験したこともないことを見たという、低い声で独り言をいい人を避けて隠れる、親疎の別なく罵る、着物を破り器を壊し異常な力を発揮する、着物を着なくても寒さを感じない、よく鬼神をみる……。

 

さて、当てはまるものもあるかと思いますが……。

 

古本屋の日記 2013年6月11日