……。そして、春の超低気圧のお陰で危うく犬島に閉じ込められそうになりましたが、早朝心配した宿のおじさんの指示に従いなんとかその日唯一の脱出船で本土の土を踏む、も、雨と波濤に洗われる小さな港から岡山へ抜ける数少ないバスをみすみす見逃してしまい、もうタクシーで大阪に帰ろうと心が折れそうになりましたがなにやら大型のフェリーだけはなんとか運行しているらしいと聞いて山奥のタクシーハンドルを一路新岡山港へと切り返し再度荒れ狂う瀬戸内海へと漕ぎ出したのですが……。
瀬戸内国際芸術祭2013
古本屋の日記 2013年4月7日