あれこれ買ってしまう本以外のものが、たいがいは売れないのだという事を証明しつづけている今日この頃です。年間幾らマイナスであろうかと考え、某オークションで、全く反応のない英国製のぬいぐるみなどポカリと叩いてやりたい気持ちですが、そんなことをすれば、怖い人形の逆襲にあうのを知っているわたしは、やさしくなみだでなでなで。春だからって、何も新生活とは限らない、いつまでもここにいていいんだよ、みなで愉快に暮らしてゆこうじゃあないか、などと話しかけながら、花粉のため目が曇っているのだろうかと目をこすってみたりするのです。はは。まあしゃあない。ようは本で勝負やからな、と、今さらながらの理屈で気持ちを切り替えて、みそ汁の具のキノコを買いに行きます。そやそや、本屋やからな。
目すり日和。
古本屋の日記 2013年4月1日