母親のお供でまたレ・ミゼラブルを観る。初めて、伊勢丹の上の映画館へ行く。ーーその後、自分のお金ではちょっと入るのを躊躇する、前から行きたいと思っていた寿司屋で一杯。カウンターでぬる燗をちびちびやって、あんまりたのんでも悪いなあと思いつつネタをぼんやり眺めていて、ふと、何かに思い当たり、自分の股間に視線を落とすと、社会の窓が全開で開いておりました。なるほど、わたしはそのような窓から社会と相対しているのだと思い、寿司はたのまず、ぬる燗をもう一本たのんだ次第です。
ぬる燗。
古本屋の日記 2013年2月16日