象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

南森町に、素敵な絵本のお店がオープンいたしました。

ひと粒の ちいさな種が 芽を出しました。

少しだけ のぞいてみてください。

1本の木が いつか森になりますように。

キンダーブック 林林

絵本

世界中の、

町外れの古びたビルに、

じっと誰かが訪れるのを待っている本屋があることを、

忘れないでおこう。

なにか胸が苦しい時など、

思い出せそうで思い出せない時など、

素敵な贈り物を探している時など、

ぎこぎこ自転車に乗って、

真っ白い書物のページに自分を映すことのできる、、

静かな場所があることを、

それがとても大切な場所であることを、

忘れないでおこう。

……。

新しい本屋さんが出来るたびに、少しセンチな気分になるのです。じっと、眠るように座っている本屋の主人が見る夢は、やはりじっと、夢見るように座っている別の本屋の主人の夢なのです。

古本屋の日記 2012年10月12日