象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

ミラボー橋の下をセーヌが流れ。

お昼。も兄、かわかみさんと、寿司屋。夕方、希望と云う名の紙切れの来訪を待つも、ただ、待ちぼうけただけ。日が暮れて、ーーすっかり酔いも醒め、なぜだか昔安く売ってしまったあれこれのことを思い出し、鬱々として心楽しまない、すべて、ぜーんぶ、やる気がなくなる。良きモノ、美しきモノは去り、禿げかけのオッサンは残る。どうせ、わしは、あかんのやな。谷町六丁目では、星田みたいに虫の声も聞こえん。ーー山羊さんのブログを見る。ほほう。ランボーですか。いいなあ。泣けて来た。ではではわしは、なんでかしら、アポリネール。

 

シュールポンミラボー、クール、ラ・セーヌ……。

 

日が去り、

月がゆき

過ぎた時も

昔の恋も

二度とまた帰って来ない

ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる

日も暮れよ、鐘も鳴れ

月日は流れ、わたしは残る

大學せんせい、訳。(ネット引)

古本屋の日記 2012年9月8日