予定していたものが、予定よりもずっと後にしか入ってこないことに今日気づく。また、予定の上に重ねて別の予定を入れてしまうっていることにも気づく。わたしのスケジュール帳は長い間ずっと白紙のままである。わたしは白い紙が好きで、だから決して先の事をメモしたりはしない。未来はいつでもぼんやりと白くフワフワとしている。素敵なペンを耳に差して、わたしは白い紙の上の白い空間をとぼとぼと歩く。なんか約束があったような気がするなあと思いながら。いつも、何かを忘れているのではないかと考えながら。ペンを指でくるくると回してみたりして。
予定。
古本屋の日記 2012年6月18日