古書会館の大掃除。積年の、怨んではいないけど粗大ななんやかやを、奇麗に、片付ける。
夕暮れ時。何をするにも中途半端な時間。日本一の交差点の手前の裏道をひょろろろろと行った所にある立ち飲みで一杯。誰もいない店。瓶ビール。元、ミナミのクラブのママみたいなおねえさんが一杯ついでくれる。ぼんやりとテレビを見る。しばらくすると、どこからこんなにおっさんが湧いてくるのかと思うくらいの満員になる。
テレビに対する違和感の原因は、結局、何をやっても、最後には希望があるような雰囲気の演出がなされていることにあると、麦ロックを飲みながら思う。そんなもん、嘘くさいやんけ、と、河内の、オッサンは、云うだろうね。
希望より焼酎。絶望よりも焼酎。