ウォルト・ディズニーファンタジーの世界｜アニメーション・評論

ディズニー愛が生み出した、世界で最も熱いディズニー論

本書は、イギリスのドラゴンズ・ワールド社より出版された「Walt Disney’s World of Fantasy」の日本語翻訳版として、講談社より昭和60年刊行されました。

著者エイドリアン・ベイリーは、イギリス人のフォトグラファー・デザイナー・コピーライターなど、多様な肩書きを持ち活躍、本書ではひとりのジャーナリストとして、ウィットを織りまぜながら綴ったディズニー論を展開しています。

ウォルト・ディズニーの生い立ちから、1928年のミッキー・マウスの誕生、アニメーション制作についての解説など、写真や原画、貴重な資料などをふんだんに盛り込みながら、著者の個人的な熱のこもった想いも垣間見える、愛あるディズニー・ブックです。

先日開催された、大阪市立美術館での「ディズニー・アート展」では紹介されていなかった「シンデレラ」や「ピーターパン」についての図版や解説も入っており、見応えのある内容です。

また、ディズニー・ランドの「シンデレラ城」や「カリブの海賊」などの制作中の一幕も。

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