書籍情報
- 書籍名
- 吉行エイスケ作品集1・2 2冊セット| 地図に出て来る男女・飛行機から墜ちるまで
- 著者
- 著:吉行エイスケ, 監修:吉行淳之介, 編:神谷忠孝
- 発行年
- 昭和52年 初版
- 出版社
- 冬樹社
- 状態
- 帯付、カバーイタミ・擦れ・キズ
- サイズ
- 約188×128×厚み各20mm
- 備考
- 作品集1「地図に出て来る男女」:全237ページ
作品集2「飛行機から墜ちるまで」:全244ページ - 価格
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新興芸術派、吉行エイスケの作品集
本書は、ダダイスト、アナーキストの作家、吉行エイスケ作品集です。
作品集1「地図に出て来る男女」は、戯曲、散文詩を含む初期ダダイスム詩44篇と、アジア紀行体験から生まれた小説・紀行9篇を精選収録。
作品集2「飛行機から墜ちるまで」は、新興芸術派の旗手として目ざましい活躍をした昭和5年以降の代表作20篇を収録。
「吉行エイスケは1906年、岡山に生まれた。
18歳のとき長男淳之介出生。
『ダダイスム』『売恥醜文』『虚無思想』『葡萄園』を経て、1930年(昭和5年)『近代生活』同人となり、新興芸術派の旗手として精力的に小説を発表、彗星のように一世を風靡した。
しかし27歳で自ら筆を絶ち、兜町の人となり、34歳でダダイスト・アナーキストとしての自らの宿命に殉じるかのように、猛烈・台風的なその生涯を閉じた。」(作品集1 帯文より)
「一つの作品のその時代においての評価には、時代風潮とか文学史の背景とのかかわり合いもかなりの分量加味されてくる。…数ヶ月にわたって作品集をつくる作業を少しずつ進めているうちに、明治以降の日本文学史においての『新興芸術派』ひいては吉行エイスケの位置が、かなり明確に摑めた。
これは私にとっては収穫であり、また亡父の供養にもなったとおもっている。」
(作品集2 帯文より:吉行淳之介)
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