書籍情報
- 書籍名
- 勝平得之『秋田風俗 冬の版画集 其二』未裁断作品と1〜4色までの摺りの各工程4枚 / 木版画 計5枚組
- 著者
- 作者:勝平得之
- 発行年
- 昭和初期
- 出版社
- ***
- 状態
- 木版画5枚組・タトウ付(元のタトウであるかは不明) / 版画の角に多少の折れ(画像参照ください) / 少シミ / タトウ傷み
- サイズ
- シートサイズ:約 タテ150×ヨコ468mm / タトウサイズ:約 タテ523×ヨコ413mm
- 備考
- 戦前の古いものですので、経年の傷みはご了承の上、ご注文をお願いいたします。
- 価格
- ¥55,000
※価格は全て税込みです。
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勝平得之『秋田風俗 冬の版画集 其二』の色摺工程がわかる5枚の木版画
秋田の自然とそこで暮らす人々を描き続けた版画家、勝平得之。
本作は、勝平得之の版画集『秋田風俗 冬の版画集 其二』の未裁断作品と、1〜4色までの色摺段階を表した4枚が合わせて5枚組となったもの。
勝平得之の木版画の制作過程が窺える、貴重な作品=資料です。
タトウ付き
*『勝平得之作品』の題箋のあるタトウに入っていますが、これが元のタトウであるかどうかは不明です。
色摺工程の各段階5枚組
裏面
タトウ内側:創作版画図解より『木版彫刻図』一葉貼付
【勝平得之】
勝平得之(1904-1971)は、昭和6年24歳の頃から昭和46年67歳で亡くなるまで、日本の創作版画に於ける異色の作家として生涯活動しました。
昭和6年、帝展に初入選して以来、中央画壇にその名を知られることとなります。
しかし、日本の創作版画を代表する作家でありながら、彼は生涯郷土秋田から一歩も外へ出ようとはしませんでした。
勝平は『農民美術研究所』で山本鼎らと共に彫刻指導をしていた木村五郎の講習を受け、秋田風俗人形や秋田犬の木彫りの人形を制作。
この木彫技術は、そののちの彼の版画作品にも活かされているといいます。
また、ドイツの建築家ブルーノ・タウトがナチスの迫害から逃れ日本に滞在していた昭和10年に秋田へ赴いた際、勝平の版画に出会い、ここから勝平とタウトとの親交が始まります。
このタウトとの出会いをきっかけに勝平の作品は世界でも知られるようになります。
*勝平得之に関するそのほかの作品はこちら*
勝平得之版画集貼込帖:『観光と温泉』第1〜6 / 『民俗版画集』第15〜20 | 農民美術・木版画
版芸術 勝平得之版画集『雪國の風俗』 | 昭和9年12月号 限定400部・白と黒社 | 農民美術・版画
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