書籍情報
- 書籍名
- 岡本太郎の宇宙1-5 5冊セット ちくま学芸文庫
- 著者
- 著:岡本太郎, 編:山下裕二・椹木野衣・平野暁臣
- 発行年
- 2011年 初版
- 出版社
- 筑摩書房
- 状態
- 並
- サイズ
- 約148×107×厚み110(全巻一括)
- 備考
- 1巻:594ページ、2巻:607ページ、3巻:557ページ、4巻:551ページ、5巻:543ページ
- 価格
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岡本太郎の全貌に迫る、決定版著作集
20世紀を疾走し、屹立した芸術家、岡本太郎。
その多面的な活躍は大きなセンセーションを巻き起こした。
岡本太郎とは何者だったのか。
本書は、岡本太郎、その存在の全貌に迫る決定版著作集。
1巻では「対極」と「爆発」というキーワードを手がかりに、若き日の詩文から、大阪万博参加への決意を記したテクストまで、生涯を貫く思想を摑みだす。
彼はいかにして「岡本太郎」という無二の芸術家となったのか。
一平・かの子という両親のもとに生まれた宿命か、幼年時代から、なれあいの妥協を拒み本質を見つめる一貫した素地は形作られていた。
留学先のパリで最新モードの模倣に血道を上げる同朋を後目に、青春を賭けて自らの道を見いだすまでの格闘、そうそうたる芸術家・思想家との交友、母の死、帰国、一兵卒として従軍した中国戦線…..。
その思想と芸術を生んだ根源とは。
こまやかな情愛あふれる両親との書簡集「母の手紙」、「挑む ー自伝抄」「パリの仲間たち」「わが二等兵物語」などを収録。
「今日の芸術」に続いて1956年に刊行された「日本の伝統」もたちまちベストセラーとなった。
法隆寺壁画焼失のわずか数年後「法隆寺は焼けてけっこう」「自分が法隆寺になればよいのです」と言い放った太郎に対し、巷は賛否の渦で騒然となる。
西洋への追従の裏返しとしての「伝統主義」を真っ向から否定し、独自の思想を背景にもつスケールの大きな芸術家へと変貌を遂げる。
本巻ではその軌跡を追い、彼がこの時期集中的に「対決」した「日本の伝統」とは何だったのかに迫る。
「伝統」といわれるものの正体を徹底的に見返した岡本太郎のまなざしは、さらなる核心、すなわち日本の最深部へと向かう。
沖縄の離島、恐山、熊野、高野山……。
聖なる場所や秘境を精力的に訪ね歩き、祭りに飛び込み、歴史を体感し、人びとと語り合うなかで摑みだしたもの。
それはいわゆる「伝統」を突き抜けた、全く異質な日本であった。
悲しみを秘めつつ、たくましく躍動し、原始の大らかさに連なる根源的な人びとの営み。
本巻では文化の基層と本質に鋭く迫った岡本太郎の日本文化論を集成、その問題意識を側面から浮き彫りにする対論・鼎談も収録。
西欧的価値観を突き抜け、日本の伝統を踏み越えて、岡本太郎のまなざしはさらに拡がり、深まっていく。
古代からの遺産に生命の絶対感を見、現代人の心の深奥にこの初源的な感動を求める。
中国・殷周の青銅器、日本の縄文、ヨーロッパのケルト、ユーラシアの騎馬遊牧民文化、中南米のプレ・コロンビア文化。
美の範疇に入れられてこなかった、時代も地域も違うものから、相互に共鳴する、時空を超えた新しい美の世界が浮かび上がる。
本巻は「美の呪力」、泉靖一氏との対談「日本列島文化論」を収録、彼の世界美術史構想を鮮やかに展開した『宇宙を翔ぶ「眼」』が掉尾を飾る。
(本書解説文より引用)
*岡本太郎に関するその他の本はこちらにも*
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