南桂子全版画作品集｜中央公論美術出版｜美術・カタログレゾネ

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南桂子の全版画を収録したカタログ・レゾネ

本書は、南桂子の版画制作が始まった1954年から約43年間に制作した版画作品、271点を収録。

巻末には、南桂子年譜、作品目録一覧も収録。

南桂子(1911-2004年)は、富山県に生まれ、高校在学中より絵画に興味を持ち、独学で油絵や版画を学び始める。

終戦後、東京に定住。

佐多稲子の紹介により、壷井栄に付き童話を学ぶ。

また、森芳雄に油絵を、のちに夫となる浜口陽三に版画の面白さを学ぶ。

1953年に渡仏。

1982年にサンフランシスコに移住するまで、パリに定住。

1954年、フリードランデルの版画研究所に入り、アクアチントを学ぶ。

1955年、パリ・アンデパンダン展に出品、版画作品がパリ市に買上げられ、同時にアメリカの画商との仕事が始まる。

その後は、ニューヨーク近代美術館やワシントン国立美術館など、世界屈指の美術館に作品収蔵され、世界的に活躍。

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