山沢栄子展図録｜ 1994年・伊丹市立美術館｜美術・写真・デザイン・図録

女性写真家のパイオニア、山沢栄子

日本に於ける女性写真家の草分けである山沢栄子は、1899年(明治32年) 大阪に生まれる。

1926年に大阪商船「パリー丸」で渡米。

その後3年間、美術と写真をアメリカの地で学ぶ。

帰国後、ポートレート写真や商業写真の分野で活躍し、個展などを開くなど精力的に活動する。

54歳でロックペイントのデザイナーとしても働く。

商業写真から前衛的なアブストラクト写真へと移行し、写真の枠に収まらない前衛芸術家として活動を広げてゆく。

本書は、1994年伊丹市立美術館にて開催された『山沢栄子展』に際して刊行された図録。

山沢栄子の生涯を通じての活動一つ一つを章でわけ、多数の図版で作品を収録した資料性高い一冊。

【目次】

「山沢さんのアブストラクト・フォトグラフ」：大河内菊雄

アブストラクト・フォトグラフ

ポートレート

舞台写真

カレンダー

ペーパー・コラージュ

「山沢栄子ーその人と作品」：坂上義太郎

年譜

出品リスト

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