鰭崎英朋｜妖艶粋美　甦る天才絵師・鰭崎英朋の世界｜美術・画集

挿絵画家、鰭崎英朋のすばらしき世界

本書は、明治・大正・昭和にかけて活躍した挿絵画家、鰭崎英朋の生誕130周年を記念して出版された「妖艶粋美　甦る天才絵師・鰭崎英朋の世界」です。

妖・艶・粋・美な世界を創り出した鰭崎英朋の魅力を再検証し、英朋が日本近代の挿絵史に遺した軌跡を辿る一冊。

明治13年、東京に生まれた鰭崎英朋は、17歳で浮世絵師・月岡芳年門下の右田年英に入門。

新進の日本画家として活躍しながらも、挿絵画家としても活躍。

その後は挿絵一筋に画業を追求し、あらゆる雑誌、新聞を舞台に、人気挿絵画家として華やかに活躍。

「東京朝日新聞」に掲載された相撲取組挿絵は、多くの日本人の心に残る素晴らしい挿絵として絶賛。

泉鏡花の著作を飾り、多くの家庭小説の挿絵に携わり、当時の多くの人々に支持された鰭崎英朋は、没後過ぎ行く年月の中で少しずつ埋もれて行く…

娯楽があふれ飽和状態の現代に於いて、鰭崎英朋の作品は近年再評価される動きが見られ、本書にはその素晴らしい作品が多数収録されています。

本書は、鰭崎英朋の知られざる全貌と、妖艶粋美な世界を知るための一冊と言えるでしょう。

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