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バーネット・ニューマン:十字架の道行き ーレマ・サバクタニ | BARNETT NEWMAN:THE STATIONS OF THE CROSS lema sabachthani | 美術・図録

書籍情報

書籍名
バーネット・ニューマン:十字架の道行き ーレマ・サバクタニ | BARNETT NEWMAN:THE STATIONS OF THE CROSS lema sabachthani
著者
発行年
2015年
出版社
MIHO MUSEUM
状態
プラスティックケース付・布装、プラケース少キズ・擦れ、カバー少イタミ
サイズ
約340×263×14
備考
全101ページ
価格
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20世紀抽象絵画の金字塔、バーネット・ニューマン「十字架の道行き」

本書は、2015年 滋賀県・MIHO MUSEUMにて開催された、バーネット・ニューマンの展覧会図録。

本展は、ワシントン・ナショナルギャラリーの至宝と呼ばれる、バーネット・ニューマンの14枚の絵画連作「十字架の道行き」と、連作の終結というべき作品「存在せよⅡ」のアジアで初となる展覧会。

アメリカ抽象絵画の巨匠、バーネット・ニューマン(1905-1970)は、ニューヨーク生まれ。

ニューヨーク市立大学のシティ・カレッジで哲学を学んだ後、父親の服飾業を手伝っていたが、やがてニューヨークの公立学校の美術代用教員、著述家、批評家、実践者として、徐々に芸術に関わりを深めていく。

1940年代、シュルレアリスムの影響なども受けつつ、徐々に作品は抽象的でミニマルなものへと変化していった。

1957年に心臓発作で倒れた後、1958年から1966年までの約8年間で描き上げた14枚の連作と「存在せよⅡ」は、1966年にニューヨークのグッゲンハイム美術館で披露されることとなった。

これまで、その他の抽象表現主義の画家たちとは違い、顧みられることのなかったニューマンにとって初の美術館での展覧会となった。

この展覧会タイトルにある「レマ・サバクタニ」は、アラム語の言葉で「なんぞ我を見捨てたもう」。

十字架上のイエス・キリストが叫んだ言葉、「なぜ私をお見捨てになったのですか」という意味である。

心臓発作以降、死の運命を意識するようになり、キリストの受難と自分とを重ね合わせて見ていた事が、このような連作を描くきっかけになったと考えられる。

本書では、作品のカラー図版、1966年当時のグッゲンハイム美術館での展覧会風景の写真なども収録。

また、ワシントン・ナショナルギャラリー キュレーター、ハリー・クーパーなどによる解説、バーネット・ニューマン自身のテクスト抄収録。

 

*現代美術のその他の展覧会図録はこちらにも*

杉本博司 HIROSHI SUGIMOTO Past and Present in Three Parts

 

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バーネット・ニューマン:十字架の道行き ーレマ・サバクタニ | BARNETT NEWMAN:THE STATIONS OF THE CROSS lema sabachthani | 美術・図録
美術・工芸・民芸 2018年6月20日