象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

「奢る」「いや、ここは俺が……」

朝から二回洗濯機をまわして、土間を、箒で掃いて、なんとなくバタバタしながらパソコンを立ち上げて、最近始まったばかりのりょうざんはくブログを見てみると、なんと、好きだと書いてある。まあ、日記が、と書いてあるので恋の告白ではないでしょうが、退屈な専業主婦のトキメキを、実体験することができました。わたしも、紹介しようと思っていた草多くん(何度かくさおおい君として素敵な日記に登場しておりますが)のブログに、先に、紹介されてしまったので、なんとなく、奢られたから奢りかえすみたいになってしまいましたが、そうではありません、よ。

 

草多くんは、やさしい男です。大阪の古典会では、大体、わたしの隣の席です。こないだも、反対隣のフルカワのシャツがきちゃないことを、袖を引っ張ってからかっておりますと「それは、そういう素材なんですから」とフルカワを庇うのです。それ以来、フルカワのそのシャツを見るたびに(大体いつも同じシャツなのですが)、それはそういう素材なのか、それともきちゃないのか、気になってしかたないのですが、どうも、判然としないのです。

古本屋の日記 2012年2月28日