象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

今日も働く。

先日車で運んだ、とりあえず片付けなければいけない本たちを組合で整理する。市場に出しても値段はいかないだろうし、かといって捨てるには惜しい、なんて思いながら、じゃあ、自分で読んでみようか、誰か他に必要な人はいないだろうかと考えて、結局、ほとんどなにもしないまま、夕暮れ時を迎える。さて帰りましょうか。なにも、進まなかったけれど。古本たちの行く末を思ってあれこれしているうちに疲れきってしまい、一杯飲まねば気持ちが収まらぬ、気持ちに、なる。古書会館で同じような作業をしていた先輩方と連れ立って、近くの中華へ飲みにゆく。終われば、古本屋の話はしても、古本の話はしません。さっきまでせんど、古本まみれで、考えとったんで。
古本屋の日記 2012年2月3日