象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

冬将軍。

冬将軍の進軍の足音を聞きながら、一日中、暖かい部屋の中でウトウトして過ごす。馬の蹄の音と、ぴゅーと鳴る風の音。手と足が非常に痛いのは、昨夜の酒のせいなのか、なにかの、罰なのか、痛風か、リュウマチか、とにかく、ひどく胸を反らせて進んで行く将軍とは顔を合わせないように布団にくるまりながら「馬から落ちて死んでしまえ」と、つぶやいてみる。

 

とても寒そうな音。

古本屋の日記 2011年12月25日