象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

さくら井屋剥がし。

ストーブの側で、先日市場で買ったさくら井屋の木版封筒を、昔の人がまめに貼り込んだ台紙から黙々と剥がしていると、なんでこんなことをしているのだろうかとなんだかもの悲しい気持ちになってきたのですが、どうもぶっ飛びだったような気がする自分の札を思い出しこころ奮い立たせ、もそもそもそと地味な作業を続けるのです。

 

……。わたしはなぜだかさみしいし、かなしい。

ここがほんとうに自分がいる場所で、これがほんとうにやるべきことなのか?

 

小林かいち

(かいち、だよね。)

古本屋の日記 2011年12月16日