書籍情報
- 書籍名
- ポーランドの建築・デザイン史 ー工芸復興からモダニズムへ
- 著者
- デイヴィッド・クラウリー, 翻訳:井口壽乃, 菅靖子
- 発行年
- 2006年 初版
- 出版社
- 彩流社
- 状態
- ハードカバー・帯付、天地に少汚れ、カバー少擦れ
- サイズ
- 約194×140×22mm
- 備考
- 221ページ+索引・原注・参考文献・関連年表など64ページ=285ぺージ
- 価格
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ポーランドのナショナリズムとの関係を通して考察する建築・工芸・デザイン
18世紀末、近隣の列強国により分割され、ヨーロッパの地図から消えたポーランド。
1918年の独立後も常に祖国喪失に晒された複雑な歴史の中で、芸術家やデザイナーたちは独自の「ポーランド文化」の創造に重要な役割を果たした。
デザイン改革の理念と実践、中東欧の文化表象の構造と西欧とのつながり(バウハウス、デ・ステイル等)、ナショナリズムとの関係を通して、政治的・社会的動向が明確に映し出されたポーランドの建築・工芸・デザインを考察する。
巻頭カラー4ページ収録
白黒図版も多数
<目次>
日本語版への序文
第1章 はじめに ーポーランド・デザインの歴史的背景
「国家」なきポーランドの国民意識の表象
19世紀ポーランドの社会情勢
愛国的記憶とデザイン文化
第2章 19世紀後半のザコパネ様式 ーナショナル・スタイルを求めて
バラニェツキとクラクフの産業博物館ー趣味と工芸の教育機関
ヴィトキュヴィチによるザコパネ様式の建築ー「純粋」なポーランドとしてのタトラ山地
第3章 20世紀初頭の動き ーポーランド応用芸術協会とクラクフ工房
ポーランド応用芸術協会ーアーツ・アンド・クラフツ運動の中心
ヴィスビヤンスキの建築への貢献ー応用芸術と文学の支流
クラクフ工房ー「芸術家と職人の共同作業」
第4章 第一次大戦後のナショナル・スタイル ー国家再建とクラクフ派
ポーランドの復興ー戦争と分割の混乱を超えて
首都ワルシャワとクラクフ派ー「北のパリ」の文化の担い手たち
クラクフとクラクフ工房ー手仕事と民衆芸術のナショナリズム
1925年のアール・デコ展ー「ポーランド性」の表象
ナショナル・スタイルと国民国家 ー国とクラクフ派による芸術文化の推進
第5章 1920年代の構成主義 ー地域性へのこだわりとインターナショナリズム
シュチュカとグループ「ブロック」ーモダニズムのクラクフ派への挑戦
スィルクスとグループ「プレゼンス」ー住宅デザインの刷新
国外からの影響とグディニャにみるモダニズム
モダニズムとプラグマティズムー「プレゼンス」の分裂と「a.r.」の結成
第6章 1930年代の修正モダニズム
機能主義の衰退と協同組合「秩序(ワット)」の結成ークラクフ派の伝統の継承
インターナショナリストとナショナリストの和解
地方主義ー地域性のある「モダニズム」の展開
モニュメンタリズムとイタリアへの関心
パリ万国博覧会(1937)におけるポーランドのパヴィリオン
第7章 おわりに
訳者あとがき
関連年表
付録
図版出典一覧
参考文献
原注
索引
著者・訳者紹介
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