象々春画ばなし その? 国貞〜泉湯新話 下巻を、買う。
状態の悪い艶本が市場に出ていたので、サクッと入札。そんで、状態が悪いからなのか、サクッと落札。いつも、複雑な気分です。こんなに、おもしろいのに、あんまり、誰にも、顧みられない。状態がよく、3冊揃ってれば象々なんてとても手が届かない落札価格となりそうですが、まあ、得したと、思うことにしています。国貞の「泉湯新話 下巻」、落丁有りという事でしたが、そこは気にしない。其の四、大人国(たいじんこく)三めぐりの図、溺れている小人男女を船の上で乳繰り合っている大人女が助けてそれからっとページを捲るとあれまあなんだな、ということで、何故だか小人の方が大人を指差して笑っております。さらにページをめくってこの先2図がまさに圧巻なのですが、どうにも、こうにも、写真を撮りようのない有様で、さて、どうやってこの良さを伝えたら良いのか、いつも思案のしどころ、小人男女が大人男女の秘部によじ登って、そりゃあ、大変なことになっておりますが……っていっても、わかんないっすよね。はは。見たい方は、買っていただくしか、そりゃ、しゃあないですな。
古本屋の日記 2011年11月14日