象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

少年兵の言葉。

車はやっぱりメルセデスが一番いい

ーークメール・ルージュの少年兵の言葉。


もし僕が深いジャングルの緑のスープで純粋培養された少年兵なら、つまらない大人の戦線を離れて、全ての、語り継がれてゆく言葉、全ての書物を灼き尽くす為に闘うだろうね。ちょっとでも、ナニカを知ってはダメだ。世界中の、革命的少年少女は何も学ばないために、AK-47を手に取るだろう。図書館のおじさんおばさん、駅前の本屋さん、もちろんきちゃない古本屋なんてもってのほか。僕の「1947年式カラシニコフ自動小銃」の一連射で、はいさよなら。
左様ナラ世界ーー我々ハ、と、子供ながらに云ってみる。我々ハ最初カラ全テヲ知ッテイルノダカラ。学ブ事ハ、ソレヲ、忘レル事ダ。

本を焼く火焔の美しきかな。

古本屋の日記 2011年9月22日