リチャード・マイヤー　フランクフルト工芸美術館　ARCHITECTURE IN DETAIL（日本語版）｜建築書

リチャード・マイヤー、美しき白のモダニズム

本書は、PHAIDON刊行「ARCHITECTURE IN DETAIL」シリーズの日本語版。

アメリカのモダニズム建築家、リチャード・マイヤーの代表作フランクフルト工芸美術館を多数の写真と図面などの資料で解説していきます。

世界の歴史的な近代建築をより良く知るための一冊です。

『フランクフルト工芸美術館はリチャード・マイヤーの1980年代の代表的な建築のひとつである。

明快な白のデザインは、ル・コルビュジエの純粋主義者的シンタックスの流れをくみ、敷地にもともと存在する2つの幾何学、つまりヴィラ・メッツラー（マイヤーによって設計に組込まれた新古典様式の旧パヴィリオン）によって形成されている立方体と、美術館の敷地と河の堤防とのやや斜めの角度を出発点としている。

この2つの出発点から、マイヤーはシフトされたグリッド、スーパーインポーズされた面、反転された曲線、斜路からなる微妙で複雑な建築を創造している。

美術館設計やリチャード・マイヤーの建築構成戦略に関心があるすべての建築家や学生にとって、フランクフルト工芸美術館はきわめて価値ある実例である。』

（本書解説文より）

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