書籍情報
- 書籍名
- 田中恭吉展 TANAKA KYOKICHI a Retrospective
- 著者
- 編 和歌山県立近代美術館
- 発行年
- 2000年
- 出版社
- 和歌山県立近代美術館 他
- 状態
- カバーヨゴレあり・函角傷みあり(写真参照)
- サイズ
- 約215×158×厚み40
- 備考
- 全381ページ
表紙のヨゴレと函の角傷み、写真で御確認下さい。
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月映の画家 田中恭吉の全貌を知る一冊
本書は、2000年 和歌山県立近代美術館を始め、町田市立国際版画美術館、愛知県美術館で開催された「田中恭吉展」の展覧会図録です。
この展覧会は、近代版画の草創期に於いて重要な雑誌「月映」の作家として、また萩原朔太郎の詩集「月に吠える」に関わった作家として知られる、田中恭吉の全貌を紹介するものでした。
田中恭吉 レトロスペクティブの全容
第1章では、田中恭吉の中学生時代・白馬界研究所時代の約3年間の作品、主にスケッチや絵葉書を紹介。
第2章では、東京美術学校の画学生時代、竹久夢二や恩地孝四郎との出会い、交流を深める中で自らの表現を模索していた時期の作品を紹介。
第3章では、1913年に始まった回覧雑誌「密室」1号〜5号に発表された作品と、並行して発表された少年少女向けの雑誌に於ける挿絵などの資料を中心に紹介。
第4章では、田中恭吉が病床で制作した作品から、徐々に体力を回復し、木版画を新たな手法として手に入れる時期までの作品を紹介。
また、1913年3月に「月映」を発行する事が決まり、新たな制作を始めていく時代。
第5章は、「月映」を中心に、田中恭吉の最後の1年に制作された作品を紹介。
「月映」によって田中恭吉の存在を知った萩原朔太郎が自身の第一詩集の挿画を頼んでくるのは、恭吉の亡くなる半年ほど前となります。
第6章は、田中恭吉の死後に起こる様々な動きと遺品などを紹介。
1915年、わずか23歳でこの世を去った田中恭吉の類い稀なる才能とその軌跡を、丁寧に細やかに、多数の写真と資料で構成しています。
近代版画にその後も多大な影響を残し、日本美術の新しい時代を切り開いた田中恭吉。
短い人生ながらも美しく散った「月映」の画家の全貌を知る一冊。
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