昨夜天の声氏とイギリスでウイスキー。
久しぶりにクライン文庫フルカワトシマサの話になる。
多く人の評価はどうあれ、わたしは今でもフルカワを高く評価しております。
その最も評価するところは、何をやっても、最終的にうまくいかないところ。
なにか`最先端っぽい`ことを始めて、ひょっとしたらこれはいいんじゃないかと多くの人を惑わし巻き込んで、それなりに期待に応えようと必死になるけど途中で必ず雲行きが怪しくなり、崖を登っているつもりがその実じわじわずるずると滑り落ちている自分をまだ大丈夫これも得意のパフォーマンスの内だからと励ましている。
あるいはこんな感じ。
1+1=2
2+2=4
3+3=6
と順調に計算して行くけれども最終的に、なんでか、
100+100=1
になって、
これは心外、あれあれおかしいなあと首をかしげて玉出で買った缶チューハイを飲んでいる。
それも、たまにそうなる、ではなく、いつも、絶対にそうなる。
まあ、要するに、そんなところが他に抜きん出た傑物?ではないかと高く評価するわけです。
そうだ。
うまくいく、なんて、
平凡でつまらないことさ。