象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

常子の掛け軸。

関連:

時代は大正末か昭和初期頃のものかと思われます。芳堂某描くところの「常子像」です。

こちらは日本画ですが、あるいは、同時代かと思われる洋画の大家岸田劉生の「麗子像」に触発されて描かれたものであるかもしれません。

もちろん、大家の作品に及ぶべくもないものではありますが、細部の雑さと、全体的なぎこちなさがかえって不気味な感じを醸し出していて、昭和初年に確かに何処かに存在したであろう常子嬢の霊的な緊張感にこわばった表情を引き立てていて面白い、とは、まあ、ちょっと、云い過ぎでしょうかね?

 

 

古本、版画、絵画作品などの買取は、古書 象々にご相談ください。

詳しくは古本の買取についてをご覧ください。お電話・フリーダイヤル0120-313-002古本買取のお問い合わせフォームにてご相談承ります。大阪、京都、奈良〜近畿一円、全国出張査定/買取いたします。

 

古本屋の日記 2016年7月9日